【TCaST】

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3Dプリンターで使用可能な無機粉末材料


TCaSTは、BJ方式の積層型3Dプリンターで使用可能な無機粉末材料です。
TCaSTを使用することにより、鋳型の主型・中子を直接作製できるため、スピーディーに鋳物を製作できるようになります。また、溶温温度が高い金属の鋳造をはじめ、従来の木型では難しかった複雑な形状の鋳型等への広範な利用が可能です。

3D造形のメリット

  自由な造形   型枠不要   データで保管   修正が容易

 

高温にも耐えられる優れた材料

鋳物種類 注湯温度 対応する材料(3Dプリンター用)
アルミ合金 800℃ 従来品(石膏)      TCaST
銅合金 1200℃ 従来品(石膏)      TCaST
鋳鉄 1500℃ TCaST
鋳鋼 1700℃ TCaST

        ★従来の石膏材料では、実現できなかった高温にも対応可能。

        ★熱膨張率が小さく、狙った形の鋳型が製作可能。

 

 高い鋳型強度と型ばらしのしやすさを実現

          取扱時の高い抗折強度。鋳込んだ後の型ばらしのし易さ。

 

 直接鋳型製造 → 大幅な工程短縮

          ・木型、砂型工程不要。抜き勾配作成不要。

 

 クリーンな造形環境を実現

          ・臭気が少なく、作業環境/公害対策の設備投資不要。

          ・ガスの発生量が少なく、きれいな鋳肌。

BJ方式の3Dプリンター用材料の比較

硅砂 人工砂 石膏 TCaST
固化に必要なバインダー フェノール樹脂
フラン樹脂
フェノール樹脂
フラン樹脂
水+樹脂含浸
造形物の強度*1
造形物の崩壊性*2
高温での使用 ×
環境への影響*3 × ×
*1:曲げ強度による評価  *2:加熱後の壊しやすさを評価  *3:鋳込み時の臭気の評価

   

 


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