機械&加工 ソリッドシミュレータ AlphaCUT

シミュレータ単独さらにCAMとシミュレータの統一環境
加工プログラム作成から検証までを効率化

AlphaCUTは実際に機械で使われるNCプログラムを読み込んで,機械の運きと工具による加工の忠実なシミュレーションを行います.

AlphaCUTはミル系の同時3軸,割出5軸加工機械から同時5軸複数主軸加工機械まで,レベルに応じた製品モジュールを提供しています.

さらに,AlphaCAMと併用して使用される場合は,AlphaCAMにアドインとして組み込むことができデータを有効に活用できます.汎用のマシンシミュレータやNCシミュレータとは一線を 画す製品ですが,もちろんシミュレータとしての単独の使用も可能です.

  特  徴

● 機械設定では機械の軸構成に制限 が無く,任意の軸構成の機械に対応可能.
 5軸機械を完全サポートし,マルチドリルヘッドや多頭主軸にも対応.

● AlphaCAMとの連係により工具定義が不要.
任意断面形状工具や任意形状のホルダをサポート.

● 工具ホルダと素材の干渉,早送りでの衝突をチェック.
干渉時のホールド,ビープ音が可能.NCプログラムブロックのマーク表示.
単位時間切削負荷のモニタと過負荷検出が可能.

● マクロ文をシミュレート可能.
ローカルとコモン変数のリアルタイム表示,多重呼びだしの変数レベルをサポート.

● 素材,ジグ,主軸ヘッドをAlphaCAMで定義可能.
ソリッドモデルからSTLファイルとしてインポートすることも可能.

● 切削結果の計測とSTLファイル出力をサポート.


応用例

縦型3軸ミルの基本的な加工シミュレーション

3軸構成の機械の場合は非常に簡単な設定でシミュレーション を行えます.Mコードや工具交換,マクロの実行を含めた完全な確認が行えます.テーブルやクランプの作図も簡単です.

機械のNC装置の画面を模擬したNCパネルで,NC装置と同様の座標や指令の確認が行えます.

横型マシニングセンタのインデックス加工

ワークが移動・回転するタイプや機械が移動するタイプなど,実際の機構に合わせた忠実な動きを再現できます.これにより主軸周辺部ばかりでなくその他の部分との干渉も確認することができます.

鋳物や前加工のある部品を加工する場合は,実際の素材形状をSTLの3Dモデルで取り込んで加工対象とすることができます.

5軸マシニングセンタによる同時4/5軸加工

手間を惜しまなければ,実際の機械の周辺部を含めた装置や可動物を定義しMコードに対応して動かすことも可能です.

いかなる機構の5軸機械も簡単に定義でき,ほとんどのNC装置のコードにも柔軟に対応できます.

5軸マルチヘッドルータによる加工

ルータなどのように複数の主軸を持った機械のシミュレーションも可能で,機械全体の干渉やワークの複数取り加工の確認もできます.

AlphaCAMと同様に,任意断面形状の工具を扱うことができ,その工具による切削結果も確認できることは言うまでもありません.

5軸複合旋盤のミル加工

旋盤のCs主軸の運動もシミュレートできますので,CYB軸を持った5軸複合旋盤のミル系加工のプログラムを確認することができます.

加工結果の計測

加工結果はSTL形式の3Dモデルで得られますので,主要なポイントの計測を行うことができ,結果をファイルとして出力することも可能です.

 


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