NCVIEW_Ver.14の 新機能
1. NCVIEW14.0に搭載された新しい機能
1) G68.2フィーチャー座標系、G53.1工具軸方向制御に対応しました。(NCVIEW/MULTAXwatch)
G68.2 フィーチャー座標系設定G53.1 設定したフィーチャー座標系の工具軸方向に工具を自動制御
新しく追加拡張された機械定義コマンドです。詳細はNCVIEWヘルプを参照下さい。
・ 【ROTATE_ON】 (フィーチャー座標系設定コマンド【FEATURE】追加)
・ 【ROTTOOL_FEATURE】 (工具軸方向制御)
2) 指定外GMコードエラーチェック機能を追加しました。
mchファイルに定義されていないGコードまたはMコードが、NCデータ内にあった時にエラーメッセージを出力します。
※USABLE_CODE定義文を使用しない場合は、従来どおり未定義のGコードまたはMコードは無視されエラー出力されません。
新しく追加された機械定義コマンドです。詳細はNCVIEWヘルプを参照下さい。
・ 【USABLE_CODE】 (エラー非出力G・Mコード)
3) ワーク座標系設定を拡張しました。
FANUCワーク座標系G54.1Pnの設定上限数を48から300に拡張しました。
※システム変数対応(システム変数の詳細については、FANUCの仕様書をご確認下さい)
#7001〜#7960 : G54.1P1〜G54.1P48
#14001〜#20000 : G54.1P1〜G54.1P300
#101001〜#116000 : G54.1P1〜G54.1P300
4) TOSNUCのシステム変数を拡張しました。
以下のシステム変数をサポートしました。
(システム変数の詳細については、TOSNUCの仕様書をご確認下さい)
V1301〜V1303 : 現在位置機械アブソリュート座標
V1321〜V1323 : 現在位置機械アブソリュート座標
V1401〜V1403 : 現在位置プログラム・アブソリュート座標[G92座標系]
V1421〜V1423 : 現在位置プログラム・アブソリュート座標[G92座標系]
V1441〜V1443 : 前ブロック終点プログラム・アブソリュート座標[G92座標系]
V1461〜V1463 : 前ブロック終点プログラム・アブソリュート座標[G92座標系]
V1481〜V1483 : 前ブロック終点プログラム・アブソリュート座標[G92座標系]
5) SafeMonitor機能[β版]を追加しました。(NCVIEW/MULTAXwatch, SOLIDwatch)
干渉直前からの動作を観察できるように干渉発生前のブロックに戻って再実行できるようになりました。
SafeMonitorモードをONにした状態でシミュレーションを実行すると干渉発生ブロックの情報を保持していきます。 その履歴から確認したいブロックを選択することで干渉直前の状態にし、シングルブロック送りまたは連続送りで干渉を確認することができます。
VMの構造物干渉が発生した場合も直前から再実行可能です。
※SafeMonitor機能を使用するには干渉オプションが必要です。
6) WindowsVISTAに対応しました。
7) 64Bit版WindowsXP / VISTAに対応しました。
32Bitアプリケーションとして動作します。
64Bit版OSではハードロックライセンスキーの動作をサポートしておりません。ハードロックライセンスキーをお持ちで、64BitOSをご使用の際は弊社サポートまでご連絡下さい。ハードロックライセンスキーは番号の先頭が「0xxxx」と記されている弊社管理用シールが貼付されています。
2.NCVIEW14.0動作環境
PC版 機種(括弧内はサポートしているOS) DOS/V系(Windows 2000 / XP / VISTA / XP x64 / VISTA x64) メモリ 256MB以上(推奨512MB以上) ディスクエリア 100MB以上 グラフィック 解像度1024×768ドット以上
同時65,000色表現(VRAM2MB)以上