NCVIEW_12.0 リリースノート
− 新機能
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1. NCVIEW12.0に搭載された新しい機能
1)G43.4工具先端点制御機能に対応。(MULTAXwatch)
NCVIEW_Ver12.0にて工具先端点制御機能に対応しました。設定方法は以下のようになります。
ブロックの途中においても時々刻々と補正ベクトルを計算するため、工具先端中心経路が指令通り、直線になります。
2)マクロデバッガ機能拡張をし、より使いやすくなりました。(MacroDebuggerオプション)
マクロ文のデバッグを効率良くする機能を追加しました(マクロデバッガオプション)。
・「ステップオーバー」機能
・「ステップアウト」機能
・ トレース出力機能
3)軌跡消去と切削軌跡のみ表示する機能を追加。
軌跡消去と切削軌跡のみ表示する機能を追加しました。
「軌跡消去」ボタンをクリックするまでの全軌跡を消去し、重点的にチェックしたいブロックからの軌跡を検証することができます。「軌跡表示ON/OFF」ボタンをONにすることで、切削軌跡のみ表示することができます。
4)MULTAXwatch円弧切削を高速化。(MULTAXWatch)
MULTAXwatchの円弧切削が高速化されNCVIEW_Ver12.0に組み込まれました。
5)ワークと構造物の干渉チェックに対応(VirtualMachine)
VirtualMachineのワークと構造物の干渉チェックに対応しました。
6)機械定義ファイル作成機能を追加。
機械定義ファイル(*.mch)作成機能を追加しました。
コントローラータイプ・多軸機械設定・NCデータのコントロールポイント・メモリタイプを選択する事で該当する標準的な機械定義ファイルが作成されます。また選択されたコントロールタイプに対応しているGコード機能一覧がダイアログ上に出力され確認する事が可能です。
7)MULTAXwatchの干渉検出機能の拡張。(MULTAXwatch)
7-1.従来同様に切削精度以上の干渉検出を可能とし、近接警告を出力するように変更しました。
7-2.干渉検出を用いたシミュレーションに要する処理時間が短縮されました。
8)MTシリーズ(旋盤) HアドレスによるC軸インクリ指令対応。
MTシリーズでのHアドレスによるC軸指令に対応しました。
9)固定サイクル繰り返し回数K0に対応。
固定サイクル繰り返し回数K0に対応しました。
10)穴加工チェックで前工程工具を複数登録。
穴加工チェックで前工程工具を複数登録できるようになりました。
11)Zリトラクト最適化を改善。
Zリトラクト最適化を改善しました。
12) OSPコモン変数を拡張。
OSPのコントローラでコモン変数を999から2000に拡張しました。
13)Integrex640Tシリーズの穴あけ固定サイクルに対応。
(FANUC 16TC/18TC/160TC/180TCのコントローラ用)
Integrex640Tシリーズの穴あけ固定サイクルに対応しました。
14)Integrex半径値・直径値モード指令をサポート。
Integrex G122.1/G123.1 X軸/U軸の半径値/直径値切り替え指令をサポートしました。
15)切削体積算出機能のバッチコマンドを追加しました。(SOLIDwatch)
バッチコマンド: CUTVOLUME
切削体積算出を行い、結果をCSVファイルに出力します。コマンド後、次のCUT文(NCデータ)にのみ適用されます。ファイル名は<該当NCデータ名.csv>で該当NCデータと同位置に保存されます。
16)穴加工タップ下穴深さ比較の改善。
17) SEICOSシステム変数の#4400サポート。
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2.NCVIEW12.0で追加された機械定義コマンド
●TURRET_Tttthhh(旋盤タレット指令アドレスキャラクタ)
●TURRET_Ttthhnn(旋盤タレット指令アドレスキャラクタ)
●TURRET_Ttthh.B(MAZACK用旋盤タレット指令アドレスキャラクタ)
●TURRET_Tttthhh.B(MAZACK用旋盤タレット指令アドレスキャラクタ)
●TOOL_NUMBER_T32T32(工具機能アドレスキャラクタ[INTEGREXシリーズ])
3.NCVIEW12.0動作環境
PC版
機種(括弧内はサポートしているOS)
DOS/V系(Windows95/98/NT4.0/2000/XP)
メモリ
48MB以上(推奨256MB以上)
ディスクエリア
20MB以上
グラフィック
解像度1024×768ドット以上
同時65,000色表現(VRAM2MB)以上
note: 12.0リリースノートには、NCVIEW11.0以降に新しく追加された機能、修正された内容が記載されています。
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