新製品のご紹介
NCVIEW Neo



新製品 NCVIEW Neo Ver1.0 リリースのご案内です。
NCVIEW Neoは多軸マシニングセンタと複合機に特化した新製品です。
切削モデラーにはシンプルプロダクツ社が独自に新開発したNeoモデラーを標準装備しており、高速に高精度な切削シミュレーションを実現します。


■NCVIEW Neo出荷開始時期

NCVIEW Neo Ver1.0 は2008年7月出荷を開始いたしました。
尚、今回の出荷は多軸マシニングセンタの機能になります。


■NCVIEWとNCVIEW Neoとの関係

NCVIEW Neoは切削モデラーにシンプルプロダクツ社が新開発したNeoモデラーを採用しており、従来のNCVIEWより高精度表現可能な切削モデルを搭載した新製品としてのご紹介となります。
NCVIEWで切削画面と機械動作画面を別々に表示していたものを、機械動作画面の中で切削面も同時に描画しております。

■NCVIEWとNCVIEW Neoとの互換性

NCVIEW Neoでは、NCVIEWの基本機能は継承されており、操作上のユーザーインターフェースも同じです。また、シミュレーションに必要な設定ファイル(マシンファイル、工具ファイル、機械構造物ファイル、プロジェクトファイル等)の互換性は維持されておりますのでNCVIEWでお使いいただいている設定ファイルをそのままNCVIEW Neoでご使用いただけます。ただし、新開発のモデラーを採用しておりますのでワークファイルの互換性はありません。


■NCVIEWからのアップグレード

従来のNCVIEWをご使用いただいているユーザー様には、NCVIEW Neoへのアップグレードをご提供させていただきます。
詳細については弊社にお問い合わせ下さい。


NCVIEW Neo の特徴


■今までにない高精度な切削モデルを実現

新規開発のNeoモデラーは、高精度を実現するために境界面表現方式を採用、高速切削のためにグリッド方式を併用し、高精度と高速切削という相反した2つの重要な性能を同時に実現することに成功しています。手のひらに載る小さなワークから2メートルを超える大物ワークまで機械加工で要求される1/100mm〜1/1000mmの高精度な切削シミュレーションが可能となります。



■VirtualMachine(機械構造物)上でのワーク切削・干渉シミュレーションを実現

新規開発のNeoモデラーは、VirtualMachine機能との親和性を持つように設計されているため、機械構造上でのワーク切削及び切削ワークに対する機械構造物干渉チェックをリアルタイムに行うことが可能となります。

【ワークと機械構造物の干渉】 【工具と治具の干渉】 【機械構造物同士の干渉】


工具長の最適化機能[多軸対応]

多軸加工における工具長の最適化を搭載しました。工具及びホルダを対象に必要工具長を算出します。下記機能によりスムーズな検証作業が可能となります。
  1. 工具毎の必要工具長をメッセージウィンドウに出力(最適化メッセージ出力)
  2. 最適化メッセージをピックする事で、最も工具長が必要となるNCデータのブロックをハイライト表示
  3. 必要工具長及び設定した工具長からの増分値をレポート出力
  4. 必要工具長を適用した工具ファイルを自動作成

【工具長最適化前】 【工具長最適化後】




今後搭載予定の NCVIEW Neo のおもな機能

■モデル比較機能

NCVIEW Neoにおいて多軸加工形状でのモデル比較機能が可能となります。切削シミュレーション形状と製品形状のモデル比較を行い、削り残し及び食い込み部分を5段階で色分け表示します。所定の操作により指定部分の削り残し量及び食い込み量を機械加工で要求される1/100mmオーダーで確認することが可能となります。

【製品形状】 【削り残し表示】 【食い込み表示】
削り残し量(mm)
〜0.01 ⇒ 灰色
〜0.05 ⇒ 黄色
〜0.1 ⇒ 緑色
〜0.5 ⇒ 水色
0.5〜 ⇒ 濃青
食い込み量(mm)
〜0.01 ⇒ 灰色
〜0.05 ⇒ 黄色
〜0.1 ⇒ 橙色
〜0.5 ⇒ 桃色
0.5〜 ⇒ 赤色


■切削後ワークの段取り替え機能(任意方向)

NCVIEW Neoにおいて切削後ワークの任意方向に対する段取り替えが可能となります。



■DXF図面と切削形状との比較検証機能

DXF形式の3面図や3次元図面をNCVIEW Neo上で3次元表示できる機能です。
本機能により、DXF図面による切削形状の検証を行うことが可能となり、穴深さや横ポケット深さ等を目視により確認することができます。



■旋盤切削機能

NCVIEW Neoでの旋盤切削が可能となり、ターニングセンタとしてのシミュレーションを行うことが可能となります。






PC版 機種 Windows 2000 / XP / XP x64※1 / Vista※2 / Vista x64※1※2
メモリ 512MB以上(推奨1GB以上)
ディスクエリア 100MB以上
グラフィック 解像度1024×768ドット以上
同時65,000色表現(VRAM2MB)以上
CPU マルチコアCPU推奨
マルチコアCPU環境下ではシミュレーションの処理速度が大幅に向上します


※1:32Bitアプリケーションとして動作します
※2:WindowsVistaではグラフィックカードによりグラフィック関連に問題が発生する事があります

製品の仕様などは、改良のため予告無く変更される事があります。

 

  


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