凝固過程計算(Solidification Calculations)
JMatProのScheil-Gulliverモデルによる熱力学ソルバーにより、複雑な凝固過程や凝固中の金属間化合物間の相変化も高い精度で計算されます。鋼については、早期のCおよびN拡散が考慮され、修正されます。
Scheil-Gulliverにより、形成された固体相について、固相率、エンタルピー、比熱、潜熱.が計算されます。さらに物理特性計算モジュールにリンクされ、密度、熱膨張係数、体積変化、熱伝導率、電気伝導率、電気抵抗、液体の粘性、液体の拡散係数、ヤング係数、ポアソン比、体積弾性係数、せん断係数が計算されます。この計算もすべての合金で可能です。
V5より、
  降伏応力、引張応力、硬度
がサポートされました。
Fraction solid 固相率 Young's modulus ヤング係数(歪速度考慮)
Fraction liquid 液相率 Bulk modulus 体積弾性係数
Density 密度 Shear modulus せん断係数(歪速度考慮)
Molar volume モーラー体積率 Poisson's ratio ポアソン比
Volume change 体積変化率 Liquid viscosity 液体の粘性
Thermal expansion coeff 熱膨張係数 Liquid diffusivity 液体の拡散係数
Thermal conductivity 熱伝導率 Enthalpy エンタルピー
Electrical resistivity 電気抵抗 Specific heat 比熱
Electrical conductivity 電気伝導率 Latent heat 潜熱
熱力学的、物理学的物性値一覧

Fraction solid vs. temp. −Steel SKD61


Specific heat vs. temp. -Al AC4C

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Thermal conductivity vs. temp. - Ti alloy


Density vs. temp. - Ni super alloy single crystal AM1

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Liquid Viscosity vs. temp -Al AC4C


Young’s Modulus vs. temp -Al AC4C

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ここで、Densityの例では、凝固過程の詳細が示されています。凝固は、主として非常に少量のガンマを備えたガンマ過程にあり、液体密度の構成要素毎の変化がはっきり見られます。また、Young’s Modulusの例は、歪速度(1/100)による緩和も同時に表示されています。
■Dynamic
 平衡状態図からの相分率を使用して、物性値の計算を行ないます。

■積層欠陥エネルギー(Stacking Fault Energy)
             


     


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